ブータン王国にチーズ/ヨーグルト工場を建設
- 社会貢献活動
ブータン王国では栄養失調が原因で、乳幼児の死亡率が高いことが課題となっていました。
そこで当社は、ブータンの子供たちに栄養価の高いチーズやヨーグルトを提供することを目的として、ブータン王国にチーズ/ヨーグルト工場を建設し、現地政府に寄贈しました。
当時、ブータンでは乳牛の飼育技術が遅れていたため、鹿児島大学に相談して、ブータン畜産局の技術者2名が大学院において5年間留学して先端技術を習得する手配をしました。留学に関わるすべての費用は当社が支援しました。加えて、当時、ブータンでは乳製品をつくることが技術的に難しい状況でしたので、当社は、現地にブータン政府と協働して乳製品工場を建設し、チーズやヨーグルトなどの乳製品生産が順調に行われるまでスタッフの育成と経営支援を全面的に行い、その後、この工場をブータン政府に寄贈しました。子どもたちは安全で栄養価の高い乳製品を摂取することができるようになりました。
乳製品の普及により乳幼児死亡率は改善し、現在もブータン政府の管理下で工場が運営されています。
代表取締役会長兼社長の永田良一はブータン王国の名誉総領事を務めており、当社の本社所在地でもある鹿児島市には在鹿児島ブータン王国名誉総領事館が設置されています。
こうした貢献が認められ、代表取締役会長兼社長の永田良一がブータン国家功労勲章一等金メダル(National Order of Merit: NOM Gold Medal*)を受章しました。
*ブータン国家功労勲章(NOM)は、ブータン王国(以下 ブータン)のジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王が 2008 年に制定したもので、ブータンに対する顕著で功績のある貢献を表彰する名誉ある賞です。この賞は、一等(金)、二等(銀)、三等(銅)の 3 つの階級で授与されます。