女性活躍を支援する健康管理の取り組み
- DE&I
当社では企業理念を「環境・生命・人材を大切にする会社であり続ける」と定めており、その中で人材を大切にするという言葉を形にしたものの一つが、わが社の健康経営への取組になっています。
社員に健康でイキイキと働いて欲しいと願い、年齢階級別、性差別のきめ細やかな健康管理を実施しています。
特に、女性は世代ごとに違う健康課題が訪れがちであり、体の不調が影響し、思うように仕事ができず悩む人も見られます。しかし知識として知っておけば対処できることも少なくなく、本人も職場も納得する形で、その健康課題に見合った働き方を選んでいけることにつながり、ひいてはヘルスリテラシーの向上やパフォーマンスの向上にもつながると考え、女性社員を支援するために、下記の取り組みを実践しています。
① 乳がん・子宮頸がん検診の導入
2010年から、任意検診を導入し、全国平均受診率よりもかなり高い受診率にて、乳がん・子宮頸がんの早期発見・早期治療に努めています。実績としては、検診導入により早期発見・早期治療例もあり、会社としては両立支援にも取り組み、すべての症例にて職場復帰を実現しています。
② 乳がんの自己検診法の啓蒙
検診のみでなく、日頃の自己検診が重要であることから、乳がんモデルを用いて、社内保健師による自己検診法の保健指導を実施しています。
③ 女性のためのヘルスアップセミナーの開催
「女性ホルモンの働き」「女性の月経周期」「月経前症候群」「子宮がんをはじめとする子宮及び卵巣の病気について」「乳がんについて」「おりものについて」「健康で美しくなるためのポイント」などの内容に関して、集団保健指導を開催しています。
④ 日帰り健康セミナー
わが社のホテルを利用して、グループダイナミックス効果や天地効果などにより、新たな運動習慣を獲得するためのきっかけづくりとして日帰り健康セミナーを定期的に開催しています。女性の健康指導士を招聘し、女性が参加しやすい環境づくりにも配慮しています。
今後もさらなる健康支援の質向上に取り組み、ヘルスリテラシーの高い社員育成に取り組んでまいります。
がん検診の導入
女性に特有の乳がん及び子宮頸がんについては、早期発見でほぼ100%治癒すると言われていますが、恥ずかしさや面倒くささ、正しい知識が獲得できていないなどの理由から全国的に子宮頸がん及び乳がん検診の受診率が低値であるという現状を踏まえ、2010年から、任意検診として乳がん及び子宮頸がん検診を導入し、導入初年度は受診率を高めるために、社内保健師による保健指導を実施し、乳がんモデルによる乳がんの触診体験も各拠点で実施しました。その後は、乳がん、子宮がんに関する保健指導資料を作成して、検診受診に関する啓蒙活動を継続しています。
女性のためのヘルスアップセミナーの実施
女性社員がライフステージを通じて、女性特有の身体の特色や働きを知ることで健康管理を適切に行う事で、十分なパフォーマンス力も発揮していただきたいという目的にて、女性のためのヘルスアップセミナーを社内保健師にて開催しました。
主な内容は、女性ホルモンの働き、女性の月経周期、月経前症候群、子宮疾患、乳がん、乳がんの自己検診法、おりもの異常、健康で美しくなるためのポイントなどです。
本セミナーは、就業時間中に実施し、参加者にはリラックスしていただく時間となるように、セミナー会場にはアロマを焚き、ハーブティの提供も行いながら、参加しやすい環境づくりにも努めました。
日帰りセミナー「ウエルネス・ツーリズムin指宿」の開催
わが社のホテルを利用し、希望者を募り、健康セミナーを定期的に開催しています。女性も参加しやすい環境づくりとして、運動指導の外部講師を女性とする工夫も行い、さらに、生活の質を高めるという視点から女性社員の興味が高いアロマ教室も社内保健師を講師として同時開催し、ルームスプレーを作成して、持ち帰れるようにしました。
男性参加者もありましたが、半数以上が女性参加者であり、グループダイナミックス効果や天地効果などにより、新たな運動習慣を獲得するためのきっかけづくりとしています。