シラスウナギに関する沖永良部研究施設を稼働いたしました

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 当社は、シラスウナギの人工種苗生産研究の一環として、鹿児島県沖永良部島和泊町に新たな研究施設を稼働いたしました。既に、親ウナギの催熟段階(卵を採卵する段階)に入っており、2020年1月には仔魚(レプトケファルス:写真)が得られる見込みです。当該研究施設は、本年3月に和泊町と締結した協定に基づいて整備を進めていたものです。

 当社は、2014年から鹿児島市と指宿市においてシラスウナギの人工種苗生産研究を開始し、2017年には世界初の閉鎖式循環システム(人工海水利用)でのシラスウナギ生産に成功しました。今回、沖永良部の研究施設では、これまでに得られた研究成果をもとに、豊富な天然海水を用いた環境において、大量生産の可能性の実証を進める計画です。2020年夏頃には沖永良部の研究施設初のシラスウナギ誕生を目指します。並行して、研究段階で得られる大量のレプトケファルスの放流等によって、自然環境でのシラスウナギの増加に貢献できないかも検討いたします。

【レプトケファルス】

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