キノコ生産事業に着手いたしました

  • お知らせ

 当社は当社が所有するメディポリス指宿において、新たに菌床栽培によるキノコ生産事業に着手いたしました。
本事業は株式会社ハルカインターナショナル(以下「ハルカ社」)からの技術導入を受けて行うものであり、ハルカ社を中軸として、当社を含む全国5カ所の新規事業者が参画するコンソーシアムを組織して行います。
 現在、有機JAS認証取得に向けた準備を進めており、国産かつ有機栽培のシイタケ、キクラゲを軸に栽培を開始し、ハルカ社が日本で初めて商用栽培に成功したキノコの女王とも呼ばれるキヌガサダケの栽培にもチャレンジします。すでに、シイタケとキクラゲの試験的な栽培には成功しており、まずは年間15万菌床(シイタケ・キクラゲ合わせて約100トン規模)、将来的には100万菌床(シイタケ・キクラゲ合わせて約1000トン規模)の生産量を目指します。
 なお、本事業は、菌床製造及びキノコ栽培にメディポリス指宿がもつ森林資源(広葉樹)や同地で運転稼働中の地熱発電所からの余剰蒸気を活用し、また、キノコ栽培を終えた不用菌床を有機堆肥や平飼い養鶏の飼料、敷材として活用するなど、まさに循環型農林業モデルであり、当社が積極的に取り組むSDGs達成に寄与することが期待されます。

 

備考)

株式会社ハルカインターナショナル(岐阜県郡上市和良町横野、井上九州男会長)

有機JAS認証キノコ類、有機JAS乾燥キノコ類の生産、加工、販売及び有機JASキノコ菌床の生産、キノコ種菌の生産、販売を行う。菌床栽培で一番困難とされる菌床の培養管理工程で、画期的な生産管理をほぼ確立し、低コストで、簡易な管理は、「菌床の原木管理型」栽培とも言えるものである。ハルカ社の循環型農林業モデルは、森林資源の調達が容易で、耕作放棄地が多い過疎地域の自治体にとって、農業志向の企業誘致モデルになるため、全国の自治体関係者からも大きな注目を集めている。

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