JPMカンファレンス2025で日米の投資家とバイオテック企業を繋げるレセプションを開催しました!
- お知らせ
世界最大級のヘルスケア投資シンポジウム「J.P.モルガン・ヘルスケア・カンファレンス」(JPMカンファレンス)が今年も2025年1月13日から16日の期間、サンフランシスコで開催されました。世界中からヘルスケア業界にかかわるプロフェッショナルが集まるこのイベント期間中、当社は米国子会社SNBL USAとSBI US Gateway Fundとの共催で、未来のグローバル創薬エコシステムを担う関係者(日米の機関投資家、バイオテク業界の有力プレイヤーなど)が集い情報交換するレセプションを1月15日(水)にサンフランシスコのヒルトンホテルにおいて開催しました。
医薬品開発分野の専門媒体BioCenturyによりますと、今年のJPMカンファレンスはクロスボーダーをテーマにしたイベントが目玉になっており、当社が掲げる日米の関係者を結びつけるSNBL Global Gateway構想は、大変タイムリーな企画でした。レセプションには、日米の機関投資家約40名のほか、バイオテック/スタートアップ企業の経営層70名超、米国バイオ業界の専門家、大手製薬の事業開発担当者、大学等の研究機関、ジェトロ・サンフランシスコ事務所やAMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)といった政府関係者など、多様な方々にご参加頂き、総勢約190名の大変盛況なイベントとなりました。この中には、当社が創設し米国ナスダック市場に上場させたWave Life SciencesとSatsuma Pharmaceuticalsの創業者・経営陣らも含まれています。当社からは代表取締役会長兼社長 永田良一、代表取締役副社長 高梨健、取締役副社長 永田一郎、新規事業・投資部門の関係者らが出席しました。
主催者を代表して永田会長は、「日本は2000年以降、自然科学分野のノーベル賞受賞者数がアメリカに次いで世界第2位を誇り、科学技術において多くの成果を上げてきました。また、ある調査によれば、日本が保有するがん関連特許のインパクトは世界一であることも示されています。これらは、日本が持つ高い技術力を物語っています。しかし、その一方で、世界中で広く使われるような商品やサービスが日本から生まれる事例は、アメリカと比べると少ないのが現実です。高い技術力を持ちながら、それをビジネスに結びつける環境が十分に整っていないことが課題です。言い換えれば、日本にはイノベーションの種が数多く存在するにもかかわらず、それを育てるための仕組みが不足しており、眠ったままのチャンスがたくさんあります。この課題を解決するために必要なのは、技術力を活かせる優れた経営人材と、新しい製品を生み出すための資本力です。そこで、当社は日本のスタートアップ企業がアメリカ市場に進出し、アメリカの投資家、経営者、専門家らと手を携え、日本の優れた技術を世界に広める取組みを加速させたいと考えました。同時に、優れた技術を持つアメリカの起業家らが日本市場に進出することを支援します。このような活動により日米双方のライフサイエンス産業の成長を支援したいと願っています。」と話しました。
参加者からは「投資家やBD(事業開発)関係者、バイオテックが繋がる大変良い機会を設けてもらった」「米国から日本、日本から米国への事業展開について具体的な相談をしてみたい」といったポジティブなフィードバックを多数いただきました。